田舎での葬儀、家族葬はまだ早いかなと思いました

生活

私が結婚した西暦2000年前後の頃、田舎の葬式の手伝いとはどのようなものか不安でたまりませんでした。

それから約20年が経ち、田舎でもセレモニーホールでの葬儀がずいぶん広まってきたと感じます。

以前よりは負担が減ってきたのではないかと思うものの、田舎での家族葬はまだ早いかなと思ったことを書いてみようと思います。

 

隣組・近所の葬式の手伝いがあったことも

私が住んでいるところは一応住宅地で、それほどしんどいお付き合いがあるわけではありません。

しかし、昔ながらのバリバリのお付き合いを経験してきた人たちが移り住んでいたりもします。

それで、自分の家に不幸があった場合、昔からしてきたことを普通に要求してきたこともありました。

公民館で葬儀をしていたこともある

私の住んでいる住宅地内は班でひとまとまりになっています。

順番に班長の役割が回ってきて、掃除のとりまとめや班内で不幸があった場合の連絡などをします。

以前は公民館で葬儀をする家庭もあり、そうなると無視はできず手伝いに行く感じに。

手伝いに来た近所の人に、汁物を作って欲しいと言い出す家庭もありました。

しかしそこまでは出来ない、もうそんな時代ではない、と諭されているケースもありました。

セレモニーホールでの葬儀が一気に広まる

近所の人が手伝いをしなければいけないような葬儀は、皆大変だと思っていたんですよね。

新しいセレモニーホールができると、あっという間に浸透していった感があります。

その結果、公民館での葬儀はほぼなくなることになりました。

香典なしの葬儀も増えてくる

突然の訃報に備え、5000円札を家に置いておかないと…と思っていましたが、だんだん香典を辞退する方が増えてきましたね。

田舎での家族葬はまだ早い?

香典も辞退、そして葬儀も家族葬…とお付き合いも簡素化していくように思えますが、田舎では家族葬はまだちょっと早いかなと感じました。

後日、自宅に弔問客が訪れることになる

主人の実家でのことですが、数年前に家族葬を行いました。

しかし葬儀後、自宅に多くの弔問客が訪れることになりました。

義母はその対応のため基本在宅するようにし、服装も小綺麗にしていました。

田舎らしい人付き合いがある地域で家族葬をすると、結局葬儀後に自宅に弔問客が来ることになります。

葬儀と違って、いつ弔問客が訪れるかわからないのがつらいところです。

突然の弔問客の対応を考えておく必要がある

私自身は突然家に誰かが来るのは耐え難いです。

それは片付けられないから、というのが大きいですけど…

玄関先で済むように対策しておくのもひとつの方法かなと思ったりします。

ある程度広いおうちって、玄関にイスや暖房器具もあったり、応接間ぽかったりしますよね。

広さは違えど、そんなイメージでお願いします💦

 

自宅に弔問客が訪れるような経験はまだまだ先であってほしいのですが、このようなことも起こりうると想像したことについて書いてみました。

 

 

コメント

  1. エス より:

    私の経験をお話します。
    50年前の田舎では、家が広かったこともあり自宅で葬儀を営むことが普通でした。思うに、マンション住まいが増えて来るのと比例して、セレモニーホールでの葬儀(つまりご遺体は家には帰らない)が席巻した感があります。
    8年前、母をセレモニーホールでの家族葬で送った時は、結構人が来てしまい、ちょっと小さい規模の普通の葬儀になってしまいました。
    で、父の時は病院に入院していなかったこともあり、私(一人娘です)は葬儀をしない直葬を選びました。父は人付き合いも悪い人だったし、母の時の経験もあったので。それでも叔父やいとこたちにもお骨を拾って貰いました。
    この直葬が、最近は多くなってきているそうです。本当に「家族だけ」で終えられるからだと思います。
    あと、たまにお参りさせて欲しいという人もいましたが、私はマンション住まいであることを理由に全て断りました。
    今、自分の終活を考える時、出来れば献体をしたいと考えています。献体をすると、1年後位にお骨になって戻ってくるのですが、その頃には家族以外は忘れていて、フェードアウトしたい自分にはぴったりだと思うからです。

    • ゆり子 より:

      エスさん、コメントありがとうございますm(__)m
      詳しい体験談を読んで、今後どうすべきか考えさせられました。
      葬儀の後、お参りさせてほしいと来られるのは嫌ですね。
      向こうの都合で家に入れたくないですし…
      普段、引きこもり気味で人と話すことが少なく、経験不足を自覚しています。
      エスさんの体験を知り、ありがたく感じております。